リュータ★ミュージック&ファンタジー

リュータ魂!

YouTube(リュータ /Game & Music Studios)をうp主がまじめに解説した裏ブログです

ヒカキンさんに「消えるクリエイター」って言われた( ;∀;)

「消えるクリエイターは週1頻度で、時間をかけて凝った動画を配信する。消えずに活躍する人は質が低くても、毎日続ける」

 

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これは我らがリーダー、ヒカキン大先生のお言葉じゃないですか!

 

で、この「消えるクリエイター」とは、まさにボクのことじゃないですか…

 

…というわけで、みなさんさようなら!

 

冗談はさておき、このヒカキンさんの有難い薫陶(くんとう)は事実だと思う。

 

だいたいそのメカニズムは想像がついて、これは動画制作に限らずあらゆる創作活動においてもそうだと思うのですけど、時間をかけて一つのものを作るのがなぜダメかというと、失敗したときの落ち込みがハンパないんです。

 

ええ、ぼくもそうですから。ぼくなんて週一頻度どころか、月3本。下手すりゃ月1ですからね。弾が少ない分、一本一本が勝負の自信作なのに、それがハズレでもしたら…そりゃ落ち込みます。ヘタすると立ち直れません!そしてフェードアウト…

 

逆に毎日投稿するぞ!って決めてる人は、その日が駄目でも「明日があるさ!」という気分になる。もともとダメ元でやっているのに、たまに当たりでもしたら超ラッキー!よーし、これからもガンバルぞー!となる。

 

つまり、これはモチベーション維持の問題であり「下手でもたくさん書いたり作ったほうがどんどん上達するから!」という理由ではないと思う。下手な人が「下手でもいいや」と妥協したものを量産し続けても到底うまくなるとは個人的には信じられません。(後述)

 

で、実際にYouTubeで毎日投稿している人をみてると、確かに伸びてる。もちろん全員じゃないけど、鉄道動画の「スーツ」さんなんかはあたかも工業製品であるかのように「低品質大量生産」主義を自ら高らかに宣言していて、開き直るまでもなく急成長している。

 

(ゲーム系とはジャンル違いなのでもしかしたらご存知ない方も多いかもしれませんが、「スーツ」さんの動画をみると「ああ、こりゃ生声で語るのはこの人には勝てない…」というのが伝わると思います。)

 

ドラクエ10ブログランキングをみてもそうですよね。続いている人、上位に定着した人というのは投稿頻度が高い人。たまーに気合いの入った一本をあげていた人って残ってないよねw ぼくも後者だったけど…「みんなの便利帳になりたいんじゃない。残る作品を書きたい!」とまで、はっきり宣言してね。

 

じゃあ、なんで毎日投稿しないの? といわれれば、ぼくの場合は以下の3つ。

 

1、そもそも時間的にできない

2、見栄っ張りだから

3、応援してくださる人の時間を無駄にしたくない

 

1、は言わずもがなですよね。どうせ「やろう」と思っても毎日投稿できないなら、毎日投稿はあきらめて凝った動画を週1でとなる。

 

2、は…プライドが高いんだと思う。。こういうクリエイティブ系のことをやりたい人はだいたいそうなんじゃないかな? つまり作家気取り。

 

許せないんです。ドラクエ10ブログで言えば、矢継ぎ早に情報更新してどんなにアクセス数が増えたとしても「あなたのブログは公式情報をコピペしているだけですよね?」と思われるのは、もう精神的に耐えられない。プライド高いからね。

 

自分で自分のことをこう言うのもなんだけど、正直そうだよね。。

プライドが高いから、質を落としたくない。作品=自分と思っていて、自分の評価を落とすことになるからね。

 

3、は…1の裏返しになるけど、自分自身に時間が無いからね。もちろん全員がいそがしいわけじゃなくて「ひま~~」って人もいるけど、やっぱり忙しい人もいる。で、そういう人の中で何を血迷ったか「リュータを応援したいな!彼の動画はぜんぶみてあげたいな!」と思ってくれる人が奇蹟的にいたとする。

 

そうしたときに、そういう応援してくださる方のことを考えたら「下手な鉄砲数うちゃ…」式で動画を乱発したら申し訳ないじゃないですか…。つまらない動画でその人の時間を奪うことになる。そんな時間は他のことに使ってほしいじゃないですか!

 

というわけで、ぼくは毎日投稿なんてやりたくてもできません。

 

その一方でこうも思うのです。逆もまたしかりと。

 

ちょっとまえに、NHKのプロフェッショナルでヒカキンさんが取り上げられたとき、たしか最後に「これからは投稿頻度を減らしてでも動画の質をあげたい」みたいな今の発言とまったく真逆のことを漏らしていたんだよね。ウロ覚えだけど、確かにそれらしきことは言っていた。

 

だって、そのヒカキンさんの言葉が一番印象的だったんだもの。ああ、「素人臭さが低年齢層に受けているだけ」と大人たちに馬鹿にされてきたユーチューブもついに時代が変わるのか、と。

 

「やってみろよ」と。

 

ぼくはどんなに願ってもヒカキンさんにはなれないし、スーツさんの真似もとてもできない。

 

なら、…ぼくも他人には真似のされないぼくでありたい。

 

そう願うのは、思い上がりでしょうか…

 

…こうして、また、次の動画の完成が遅れていく。

 

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(上のデータと本文はとくに関係ありません。現状の記録として残しておくためにはっておきます)

 

結局のところ、「量より質」にしろ「質より量」にしろ、それは実は戦略などではなく大抵の場合、本人の特性により決まっており、お互いを真似るのは難しいんだと、ぼくは考えています。

 

そして、どっちが正解ということもない。

 

肝心なのは視聴者なり読者なり、お客さんが求めているものを作れているかどうかが全てなんじゃないかな?

 

作家志向の人が自己満足の行き届くまで時間をかけた作品など、多くのお客さんは求めていないのだから。自分に酔いしれることにいくら時間をつかったって、そりゃあ一部の人にしか受け入れられないでしょう。

 

じゃあかといって、どんなものでもいいから乱発するのだってダメ。やっぱり「毎日投稿」系で成功した人は、決まって「お客さん第一」主義を掲げていると思う。

 

少なくとも、「自分の作品を楽しみにしてくれている人を待たせたくない」とか「いち早く情報をわかりやすく伝えたい」って気持ちを持ち続けている人じゃないと「毎日投稿」でも成功していないと思う。それも一つの才能だと思う。

 

逆に、完全主義の自分に酔うのではなく、お客さんに満足してもらうことに徹して、その結果時間がかかるのなら、投稿頻度が遅くてもヒカキンさんのお言葉とは真っ向対立するけど残れるんじゃないかな?

 

自分(とその作品)をみてくれる、お客さんあってこそ。

 

これはなにもクリエイター系の人だけが肝に銘じることではないと思う。

 

「他人を思いやる気持ち」

 

けっきょくは小さい頃から誰もが聞かされ続け、ありふれた言葉が人生で一番重いのだと思う。